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上京ライヴ、前々日辺りから青森では一気に雪が降り積もり、私の住む地元ではマイナス11℃との予報。氷点下過ぎる。雪のない東京へ旅立てることへの嬉しさも加わって個人的には踊り出したい気分だった。その日の東京は温かかった。逸る心のせいでもあったのか。会場に入ってすぐ、確かに今日が「ライヴ」なんだ!と心が引き締まる空気を感じて緊張し始めてしまった。ビールも飲んでしまった。
いよいよ始まる。NONさんが出て来た。 ![]() 今まで聴いたことがないような声を聴いた気がした。 (ハリキリ過ぎて少し大変なことになったという話は後日) まずひとりで歌う。静かで激しいその声はやはり心に来る。始まったのだ。 山岸麒之介さん・玉垣ミツルさん(NON BAND)・佐々木絵実さん(キキオン) 登場。 ![]() NON BANDだ・・・。かなりの感激ぶりで見入ってしまった為、写真を撮るのを忘れてしまった。いや、正確には忘れてないが撮り損ねた。撮ってなんかいられるか!(すみません)NON BANDの曲を今聴けたこと、そして20年経って尚進化していること、『ie』収録の曲をバンド編成で聴けたこと、個人的にはアコーディオンの佐々木さんの音が聴けたこと(最高!)、胸いっぱいである。 ![]() どんどん加速して行くNONさんは、とてもとても「与える人」になっていた。 ![]() 第1部からこのスピードで大丈夫なのか?何が大丈夫なのかって私が。初めて見るものに目を輝かせるという行為はいくつになっても幸せなものだ。出る言葉が「あぁ・・・」とか「ああ・・・」しかない。大袈裟なようでいて真実なのだった。 ![]() ※足元は愛用の長靴です。 ![]() 第1部終了。 -------------------- 第2部が始まった。あ!公約通り(?)上下ヤッケで登場のNONさん。 ハリキリ過ぎている為、ノートも逆さまである。 ![]() 灰野敬二さん・吉田達也さん登場。 ![]() ![]() なんだこの人達は。恐ろしい。1部とは全く違う空間にぽつーんと置かれてぽかーんとしてしまう。NONさんが必見と断言したお二人は、そのまま「必見」の存在であった。バンドというより3人それぞれが持つ、独特な音世界。孤立しているのに一緒に生きている不思議。マーブル模様が気持ち良い。NONさんもさっきとは別の人のように見えて更に更にどこかに行ってしまわれているような。変態最高だーーーー!(と、私もどこかに行ってしまった) ![]() 休止などないこの世界の住人たちは最後まで恐ろしいパワーを保ち続けて、延々と音を出し続けるのであった・・・。なんだこの口調は。不自然じゃないか。でもいいんだ。この人たちもある意味不自然なのだから。なにがなんだかわからないが放出されるスゴイナニカを受け止めるのには相当な体力なり精神力なりが必要なのだ。むりーー。 ![]() 消化するには時間がかかるこのステージにも終わりは来るのが淋しいもので、結局、圧倒されたまま終わってしまったような気がする。時間を呪いたくなる。 ※足元は愛用の長靴です。 ![]() 最後は皆様登場でアンコール。 -------------------- こうして見ると、豪華だなぁ、ゴージャスだなぁ、とつくづく思う。 ![]() ![]() 全員で演った「家」。 もしも家が不思議の国ならば あなたも私も住めるね おぉ すわと柔らかな風が吹き 今はいない あの人も いのちを届けにやってくる それは 大きな家 ![]() それは大きな家。不思議の国。 良かった。行って良かった。今、心からそう思った。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 16日に間に合いませんでした。 (次回更新予定日 1/18・ライヴ2日目の模様をお届けします。)
by nonband
| 2008-01-17 00:32
| 活動報告
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Comments(3)
とても盛りだくさんの内容で大満足でした。
ライブ2回分を一気に観た感じです。 ieの曲をノンバンドで演奏したのも、大好きなパンドラをやってくれたのも感激。
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popcikeさま
ありがとうございます☆実にほぼ2回分でした。 日程がタイトだったので、全部やっちゃえ!と。 やっと今日あたりから回復してきたかな? 年を考えておやりなさい、と苦笑いの天からの声が(笑)。 でも、おかげさまでできるだけのことはできたかと思います。ぜひまたこりずに聴いてやって下さい!
popcike様
ありがとうございます! カウンター辺りに大きなマイクを持った方を2名程目撃したのですが、お声をかける勇気がありませんでした・・・。すみません。なにしろ私もガツガツライヴを見入ってしまっていました。本当に2回分という感じで緊張しっぱなしでした。NONさんはすごい。と、痛感した1日でありました。楽しかった! 人見知りですみません・・・。本当にありがとうございました。 カサイ
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