日曜の朝 ぼけっと目覚めて
窓の障子を開けたら
ゆっくりふわーりと落ちてくるものがあったの
雪かと思ってびっくりした
でもいちばん軽い雪よりも降り方が遅くて
色も少し違う
外に出て
まだ次々と舞い落ちてくるものを見上げた
--それは鳥の羽でした
淡いグレーに紫味わずか
手の平に受け止めた何枚かは
この世でいちばん柔らかそうな
たぶんヒヨドリの体を守るたくさんの小さな羽の一部
あんなゆっくりな
めったにないと言いたくなるよな
落下の速度
見れば足元に
あら 小菊がいくつも咲いている
放っておいて日も当たらず
それでもこんなに咲いてくれた!
十月のある一日のすてきな始まりでした。
(その後はいつもどおりのばたくそホリデーなのですが)