人気ブログランキング | 話題のタグを見る
「南教会のパイプオルガン」 2005/11/5
午後にちょっと店を留守させてもらって、パイプオルガンのコンサートに行きました。
生で聴くのは初めてです。

行ってみたら、想像していたより小さな箱形のオルガンで、いったいどんな音が出るのだろうと思いました。初めて見る姿かたち、日本で製造されている唯一のイタリア(オルガンの元祖?)式パイプオルガン「辻オルガン」なのだそうです。
演奏者はイタリア人の30代の青年ロドルフォ・ベラッティ、現在はスイスの教会のオルガニストをしています。

「南教会のパイプオルガン」 2005/11/5_c0147522_9192471.gif


ちなみに私はちっともクリスチャンじゃありません。なんの宗教にも属していません。強いていえばアニミズム?か宇宙教?ですが、だからといってどこにも属してはいません。でもになにかを信じているような気がします。

パイプオルガンの記憶というと、昔中古レコード屋で見つけて買ったスペインのレコード1枚きりです。そのジャケットではえらくでかそうなオルガンでした。ともかく一度生で聴いてみたかった。

音量は確かに大きくありません。現場のスペースにはちょうどいいのかもしれません。好きなバッハから始まりました。オルガンがイタリアバロック式ならオルガニストもイタリア人、イタリアの17~18世紀の作曲家の作品が多く演奏されました。

やがて生まれた印象、、、

自然に近くてヘブンリーだなあ、以前感じてた荘重さと違う
いろんな音出るんだ、アコースティック・シンセサイザーじゃんこれ!
鍵を打つ音とその直後に聴こえる音と両方で「感じささる」、計算されているんだろうか!?すごい不思議な音出るよ 不協和音とか調和とか決めつけられない
ポップスもジャズもロックもなかった時代の、これやっぱり「音」「楽」だよな、体にくるなあ 気もちいい ふおおおおお
あクイーンだクイーン エイズで死んだフレディー・マーキュリー
和音の快楽 音の流れのあがりさがりの えも言われぬ「のり」やなあ しばしうとと

クリスチャンにとっての天界は今の私にはぴんとこないけど、自然の中にある音がいっぱい入ってるな 喜びはやっぱりだいじだよな 「鳥はなぜ歌うのか」という本を買って読んでもよくわかんなかったけど、ささやかでも喜びのない生は辛いよな 昔の人の労働は今よりきびしかったろう しかし宗教は権力とも結びついたな ここで感じるイノセントはその後どれだけ揺さぶられ 利用されたのだろう
「救い」「赦し」といわれると具体的にわかんなくなるけど 感謝やいい感じの興奮はやっぱだいじだな 昔のオルガンはどのように人に聴かれたのか 利用されることのご褒美であったとしたらたまんないけど てか 人の選別はどのようになされるのか 差別は 虐げられる人は神に近いとかって 考えるとわからなくなる 人を利用する人はやっぱりとてもいけない 「癒し」という言葉はかんたんに使いたくない
どうせなら快楽をまっすぐ受け止めたい そこでストイックには私なれない
バロック、じっさい放埒じゃないか!モーツァルトも顔負けだ

---いいお経も好きですが、今日も今日で久々に「宗教的な音」の自分の体への近さを味わいました。ピグミー族のポリフォニーもいいですよ。
by nonband | 2010-02-03 06:44 | OTHERS | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード
<< 「サンデー・モーニング」 2... 「おがばさん」 2005/11/11 >>



このブログを立ち上げてくれた元祖管理人及び副管理人が多忙のため、最近はNON本人がしこしこ記事をアップしとります。
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
カテゴリ
はじめに Introduction
ライヴ情報 Live schedule
活動報告 Activity report
音源情報 Sound source
物販 Product sales
ライヴ映像・音声 Video&audio
レヴュー記事 Review
バンド経歴 Profile
インタビュー Interview
NON BAND Q&A
SONGS :Lyrics
English site
OLD PHOTOS
OTHERS :Essay etc.
リンク集 Link
管理人より From webmaster
以前の記事
2024年 09月
2024年 08月
2024年 06月
2024年 05月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 05月
2021年 02月
2020年 12月
2020年 09月
2020年 07月
2020年 04月
2020年 02月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 09月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 01月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 04月
2015年 02月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 02月
2013年 12月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 05月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧