午後にちょっと店を留守させてもらって、パイプオルガンのコンサートに行きました。
生で聴くのは初めてです。 行ってみたら、想像していたより小さな箱形のオルガンで、いったいどんな音が出るのだろうと思いました。初めて見る姿かたち、日本で製造されている唯一のイタリア(オルガンの元祖?)式パイプオルガン「辻オルガン」なのだそうです。 演奏者はイタリア人の30代の青年ロドルフォ・ベラッティ、現在はスイスの教会のオルガニストをしています。 ちなみに私はちっともクリスチャンじゃありません。なんの宗教にも属していません。強いていえばアニミズム?か宇宙教?ですが、だからといってどこにも属してはいません。でもになにかを信じているような気がします。 パイプオルガンの記憶というと、昔中古レコード屋で見つけて買ったスペインのレコード1枚きりです。そのジャケットではえらくでかそうなオルガンでした。ともかく一度生で聴いてみたかった。 音量は確かに大きくありません。現場のスペースにはちょうどいいのかもしれません。好きなバッハから始まりました。オルガンがイタリアバロック式ならオルガニストもイタリア人、イタリアの17~18世紀の作曲家の作品が多く演奏されました。 やがて生まれた印象、、、 自然に近くてヘブンリーだなあ、以前感じてた荘重さと違う いろんな音出るんだ、アコースティック・シンセサイザーじゃんこれ! 鍵を打つ音とその直後に聴こえる音と両方で「感じささる」、計算されているんだろうか!?すごい不思議な音出るよ 不協和音とか調和とか決めつけられない ポップスもジャズもロックもなかった時代の、これやっぱり「音」「楽」だよな、体にくるなあ 気もちいい ふおおおおお あクイーンだクイーン エイズで死んだフレディー・マーキュリー 和音の快楽 音の流れのあがりさがりの えも言われぬ「のり」やなあ しばしうとと クリスチャンにとっての天界は今の私にはぴんとこないけど、自然の中にある音がいっぱい入ってるな 喜びはやっぱりだいじだよな 「鳥はなぜ歌うのか」という本を買って読んでもよくわかんなかったけど、ささやかでも喜びのない生は辛いよな 昔の人の労働は今よりきびしかったろう しかし宗教は権力とも結びついたな ここで感じるイノセントはその後どれだけ揺さぶられ 利用されたのだろう 「救い」「赦し」といわれると具体的にわかんなくなるけど 感謝やいい感じの興奮はやっぱだいじだな 昔のオルガンはどのように人に聴かれたのか 利用されることのご褒美であったとしたらたまんないけど てか 人の選別はどのようになされるのか 差別は 虐げられる人は神に近いとかって 考えるとわからなくなる 人を利用する人はやっぱりとてもいけない 「癒し」という言葉はかんたんに使いたくない どうせなら快楽をまっすぐ受け止めたい そこでストイックには私なれない バロック、じっさい放埒じゃないか!モーツァルトも顔負けだ ---いいお経も好きですが、今日も今日で久々に「宗教的な音」の自分の体への近さを味わいました。ピグミー族のポリフォニーもいいですよ。
by nonband
| 2010-02-03 06:44
| OTHERS
|
Comments(0)
|
カテゴリ
はじめに Introductionライヴ情報 Live schedule 活動報告 Activity report 音源情報 Sound source 物販 Product sales ライヴ映像・音声 Video&audio レヴュー記事 Review バンド経歴 Profile インタビュー Interview NON BAND Q&A SONGS :Lyrics English site OLD PHOTOS OTHERS :Essay etc. リンク集 Link 管理人より From webmaster 以前の記事
2024年 09月2024年 08月 2024年 06月 2024年 05月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 07月 2023年 06月 2023年 05月 2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 05月 2021年 02月 2020年 12月 2020年 09月 2020年 07月 2020年 04月 2020年 02月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 09月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 01月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 04月 2015年 02月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 02月 2013年 12月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 05月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||